働く上で大切にしていること。あらためて問われて、言葉にまとめてみた。

「学校の課題で社会人にインタビューを」ということで、インタビューを受けた。これに答えながら、ちょっぴり自分の頭のなかも整理出来たのでアウトプット。


Q:働く上で大切にしている事を教えてください。

A:働く上で大切にしていることはいくつかあります。「楽しいと思えない仕事は受けない」とか、「筋を通す」「貸し借りはしない」とか、パッと浮かぶものはそんなところでしょうか。


うーん?と考えて出てきたのはこの解答だった。

「楽しいと思えない仕事は受けない」は僕の中では大切な柱でもあるのだけれども、「依頼は全て受けるべきだ。それがプロだ」という意見もあるだろうと思うし、それも理解は出来る。でも、難しいのですよ。

自分が楽しめない、興味を持てない案件は、無意識に相手に対して失礼な対応や結果になりがち。経験談として。
もちろん、手を抜くという事はせず精一杯答えを出そうとするのだけど、どうしても集中力が切れる瞬間がある。その時の落差が大きいと感じるのです。

これは生まれた結果に対しても責任を持ちにくくなるので、クライアントの為にもプロジェクトの為にも、他の方を紹介するなどの対応をしている。
状況によっては「あー、この報酬は欲しい!」というタイミングもあるけれど、やはり断ることも礼儀かもしれないと考える様になりました。

「筋を通す」という言葉に納得した現代語訳

「筋を通す」は、なんだか任侠っぽいフレーズではあるのだけれども、実は物凄くシンプルな事で「自分がされて嫌な気持ちになることは、他人にしない」と翻訳することが出来ると思うんですね。

これって子供の頃に教えられたりしますよね。義理とか道理とか、上下関係とかそういう意味も「筋」にはあると思うのだけど、どうも現代の人との対話の中でしっくり来ない部分も感じていました。

何か良い言い換え方は無いだろうか?と思い浮かんだのはコレでした。

どんな状況であっても、ここに繋がってくると思うんですよね。能動的にも受動的にも。自分に関係する人たちは、周りで笑顔で居て欲しい。素のままで。

「貸し借り」はお金だけの話ではないなと思う

色々な案件に参加する中で「次はこうしよう」みたいな気持ちが湧くときはあると思う。請求に関しても「次からは、しっかり取ろう」とか。でも、この次回への期待って良くないんですよね。

案件毎に必ず自分の中で落とし所を見つけて、しっかり着地させること。これってとても大切だなって思う。

変に他人に期待を押し付けてしまうことにも繋がるし、逆に受けることにも繋がるし。まぁ人間関係の中でギコチナさを生む原因のひとつ。

お金の貸し借りも良くないけど、「恩」みたいな思いは絶対にダメだよね。

仕事に集中することや、結果を出す上で不必要な思いや無関係な要素を持ち込まないことこそプロフェッショナルなのかなって思う。