憧れの“アメ車”キャデラック。時代で大きく変わったCTSをインプレッション

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扉を開いて一番に感じたのはドライバー空間のタイトさ。シートに納まってみると、コックピット的な囲まれ感は居心地が良い。大柄ながら身体をしっかりとサポートするシートのおかげか、全く狭さを感じはしない。
日本人の体系にもフィットしているね。

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ステアリングは小さめ。軽すぎず、重すぎずの味付けは良く出来てるなと感じる。
コンソールに目を向けると、タッチパネルで操作する部分が多いのだけど、すべてバイブでの反応があり、ボタンを押す感覚が得られるので分かりやすい。

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電動操作部分が多く、アメリカ人の遊び心が各所にみられる。正直楽しい。笑
サイズは大きなクルマだけれども、車両感覚は掴みやすく、更に各種安全装置や運転サポート関連の装備が左ハンドルでも不安感は全く無い。

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アクセルを踏み込めば日本人好みの加速を見せるけれど、けしてギスギスして運転するようなクルマじゃない。
ゆとりのある運転が似合うクルマ。高速の合流などで、加速したい時にはあっと言う間にお望みの速度まで一気に加速。
飛ばすクルマじゃ無いことは実感出来ると思う。でも、その気になれば心地良いダッシュ出来ることを体感しておくと良いと思う。

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高回転で回した時のエンジンサウンドはちょっぴり寂しいけれど、都内を流れに任せて走る分には、とっても紳士的に扱える一台だと思う。

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ステアリングの触感なども◎。パドルシフトも、シフトノブの操作をせずにモードを切り替える感じは扱いやすい。ただし、エンジンブレーキはあまり効かない。ブレンボでしっかり止まるクルマ。ブレーキのフィーリングは自然。家族で乗れるクルマ。

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車線をまたぎそうになると、シートがブルブルするシステムは◎。 これ、国産車にもあるといいなー。とにかく面白いアイディアがつまっている。

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“アメ車”の印象はまるっと変わった。積極的な快適移動空間・手段へのアイディアが満載。 エクステリアから感じる重厚感は、乗ってみると薄く、どちらかというと軽快感。デカイ高級車を乗る時に感じる罪悪感?みたいな部分が全て取り払われた現代のクルマのあり方のひとつかな。